


こどもの頃は、たいていの男の子は電車が好き。僕も例外ではなく、まだ若かった父に連れられ、よく線路沿いまで行ったっけ。そこからフェンス越しに、電車に向かって懸命に手を振る。するとまれに運転士さんが手を振り返してくれることも。
電車って、格好いい!!と感動し、列車名も路線名もすべて覚えるほど夢中になっていたのに、あの情熱はいったいどこに消えてしまったのだろう……と思っていたのだが、どうやらそれは、息子に引き継がれていたらしい。
夏休み限定のイベントだからと、息子にせがまれてやってきた大鉄道博。ふだんから電車に興味があるのは知っていたが、これほどまでに喜ぶとは、連れてきたかいがあるというもの。そして、息子と一緒にジオラマに興奮し、本格的な運転シミュレーターを体験するうちに……あれれれれ?やっぱり鉄道っていいじゃないか!と、眠っていた鉄道熱が再燃。
しかし、かつてのようにスラスラと鉄道用語が出てこない。結構忘れてしまったなぁ。こうなったら、今度は息子と一緒に鉄道を楽しもう。そうだ、ふたりで電車の旅へ出かけるのもいいな。きっと、今日のように終始ニコニコ、大はしゃぎして喜んでくれるはず。
かつて、父もこんな気持ちで、電車を見せに僕を連れ出してくれたのかなぁ。

本物の80分の1の車両模型が走り抜けるジオラマ。実際の車両のように走行する姿を見るうちに、こどもの頃に抱いていた電車への憧れがよみがえる。大鉄道博は夏限定らしいので、今度は本物の鉄道を見に行こうかな。

電車に乗って移動後は、電車の見えるトレインビューのホテルで一泊、というのもいい。自分が乗ってきた電車が、ジオラマのように見えるのがおもしろい。