「サステナブルな食材を使用した料理」をテーマに
水産資源の持続的利用や環境に配慮し養殖された魚、
豚舎から出るたい肥を、飼料の肥料に活用した
資源循環型の家畜などの食材を使用し、
全国のプリンスホテルズ&リゾーツから
143名の料理人が参加し、グランプリを決定しました。
グランプリメニューに輝いたメニューを
対象プリンスホテルにてご提供いたします。
レストランごとに、コース、アラカルト、ブッフェ、
売店での販売などご提供方法が異なります。
詳細は対象レストランへお問合せください。
軽井沢プリンスホテル
丸山 隼
グランドプリンスホテル高輪
冨野 宏樹
小鉢には胡桃、TVや雑誌などで「食べる美容液」、または世界でも「日本のスーパーフード」と呼ばれている酒粕で日本の季節の食材を和えました。
特に酒粕は年間約1,800トン廃棄されています。それを美味しく召しあがっていただく事でフードロス削減に繋がる料理だと思います。鯛の安倍川と鯛のあん肝巻きでは、現在日本の国内自給率が問題視されている点から、日本の農家や漁業を応援したいという気持ちと感謝の思いを込めて日本の主食である米に見立てたり、日本料理の中で古来から使われている煎り酒を使うなど調理法や調味料を取り入れた作品に仕上げました。
対象レストランはこちら
新横浜プリンスホテル
高 嘉芯
真空状態で低温でじっくり芯まで火を通す事により、旨味を逃がさないように調理しました。
ソースには、中国の三大黒酢のひとつでコクのある鎮江香醋と杏を使っているのでさっぱりとしつつ杏のフルーティーな甘みがお肉とよく合います。春巻きの中には、メインのお肉を成型する際に出る端材を使用しているのでフードロス削減にもなっています。また、中にはあん肝を入れてこってりとした味わいを出したので、鎮江香醋のさっぱりしたソースにつけて召しあがっていただきたいです。外品は彩りを考えて、見た目も楽しんで頂ける鮮やかな野菜やフルーツを使用しています。
新横浜プリンスホテル
香川 蘭奈
イチゴがメインのデザートのため、全体的にピンクで可愛らしく仕上げました。
花園をイメージしているため、甘い香りに誘われてやってきた蝶も再現し、目で見ても楽しく、食べるのもわくわくするようなデザートにしました。ピスタチオムースの中には口当たりの良いイチゴのブリュレ、花の蜜をイメージしたイチゴのソースが入っています。花園にいる気分でどうぞお召しあがりください。
ザ・プリンス 京都宝ヶ池
小牧 若奈
朝食に最適な柔らかくソフトなミルクパンに仕上げました。ミルク、苺、ココア、抹茶の4種の生地を仕込み、編みかごに見立てたココア生地で生地を編み、カットした断面はバラに見立てました。SDGsの取り組みとして、栄養豊富な酒粕が年間に約1,800トンも廃棄されているので、生地に練り込み少しでも廃棄率を減らせたらという思いでこのパンを作りました。
オリジナルメニューの開発と料理のクオリティ、
調理人の技術・創造性の向上を目的に
開催しているコンクールです。
今年で32回目を迎え、全国のプリンスホテル&リゾーツより143名の料理人が参加いたしました。
私が好きな椎茸をふんだんに使用し鱗仕立てにしました。
鱗を作る際に出るサイドの椎茸はデュクセルに使用するなどSDGsのフードロス削減を意識して作りました。ワインと味噌を使った赤ワインソース、こちらも鯛の骨を無駄なく使い鯛の風味をソースに移しました。付け合わせには野沢菜と鯛でおやきを作りました。海外からのお客さまなどにも楽しんでいただきたいと思い、和とフレンチを融合させました。食材やスパイスは健康にも意識を向け、山椒、生姜、ミョウガ、紫蘇、コリアンダーなどを使用して仕上げました。