マンガ『サ道』でも知られるタナカカツキ先生と、
著書『はじめてのサウナ』のイラストを手掛けられた
ほりゆりこさんにお話を伺いました。
※文中にある内容やイベントは変更・終了している場合がございます。
2021.11 UP
人との付き合いが
サウナで変わる
- タナカ
- 一緒に入ったことのない人とサウナに行くのは抵抗はあります?
- ほり
- いえ。むしろ、関係が近くなりますよね。
ホテルなら食事して、お風呂やサウナに入るコミュニケーションはいいと思います。
私、会社の合宿をサウナでやろうと提案しています。
いいアイデアが出るし、一緒にサウナに入ると仲良くなる気がします。
- タナカ
- サウナ先進国のフィンランドには学校や会社にサウナがありますからね。
ほりさんが言うように、アイデアを出したり、親睦を深めるにはサウナは最高です。
ホテルで仕事の打ち合わせをして、サウナに入って気持ちよくなって、
ご飯を食べて親睦を深めて。……疲れたら泊まれるし。ホテルサウナいいなあ。
- ほり
- 北欧やロシアでは外交や会議をサウナでやることもあるんでしょう?
- タナカ
- 昔の日本の茶室みたいな使い方なんですよね。
- ほり
- まさにサ道なんですね。
- タナカ
- ほんとに。最近は日本のサウナカルチャーも変わってきて、
サウナには若い世代の人たちがたくさんいますよね。
そういう世代は「サウナって気持ちいい」が当たり前になっている。
- ほり
- そうですね。確実に若い世代に広まっていますね。
- タナカ
- 銭湯のついでに入るサウナから、特別な場所としての認識に変わっている。
- ほり
- おとなの遊びの選択肢のひとつになった感はありますよね。
- タナカ
- うん。デートスポットにもなるし、
家族旅行の選択肢でも都心近郊のホテルサウナを使うのもいいでしょうし。
本来のサウナの価値がわかった時代だと思うんですね。
ホテルとサウナとリラックス
- タナカ
- だけど、なかにはまだサウナに抵抗感を持つ人もいるでしょう?
- ほり
- まだ古いサウナ観を持っている人がいる。
ホテルサウナは、そんな人にも魅力を伝えやすいですね。
- タナカ
- いろんな人にサウナに入ってもらいたいんですよね。
今の時代、会社でもリモート会議が普通でしょう。
どこでも仕事ができるが故に、ライフスタイルを自分で管理しなきゃいけない。
リフレッシュしたいけれど、リモートワークもしなくてはいけない。
だけど、ずっと家の中ってなると、……ストレスもたまりますよ。
- ほり
- うんうん。
- タナカ
- 仕事もしたいし、気分も変えたい。そして少し疲れていてストレスもある。
だけど、今日も明日もリモート会議ってなったとき、
サウナってすごく使えると思うんですよね。
- ほり
- 私、ホテル代わりにサウナ施設に泊まることもあるんです。
だけど、共用スペースには圧倒的に男性が多いんですよね。
ホテルという空間がいいのは、安全だし、清潔だし。なにより快適ですから。
あらためてホテルのサウナは安全できれいだなと感じましたね。
もし、サウナデビューがまだの人がいたら、私はホテルサウナをおすすめしますね。
- タナカ
- 今の時代にマッチしているのは、ホテルサウナですよね。
……あの、東京ベイ潮見プリンスホテルってところがあるんですけど。
- ほり
- 今いるじゃないですか。
- タナカ
- そこには広い空間、ワークスペースもある。
内装はアートがたくさんあって、なんだかブルックリンみたいで……、
さらになんとサウナも楽しめる。
- ほり
- それは、仕事がはかどるなあ。……ホテルの名前はなんでしたっけ?
- タナカ
- ……東京ベイ潮見プリンスホテルです(笑)