現代のJapanカルチャーを代表する“KAWAii”エナジーが満ちあふれる原宿界隈。その原宿と隣り合わせながら、深閑とした森が広がる明治神宮。高さ12メートル、幅17メートルにもなる木造の鳥居としては日本最大の大鳥居をくぐると、本殿へ向かう長い参道が始まります。樹木の香りに包まれて玉砂利を踏みしめ歩くうちに、心が静まり、穏やかで豊かな気に満たされるはず。

始まりは、今から100年ほど前。明治天皇と昭憲皇太后を祀る場として神社造営が始まり、同時に“永遠の森”を目指した計画がスタート。70万平方kmの広大な敷地に、日本各地はもとより海外からも献木された10万本もの樹木が植えられました。そして今や、常緑広葉樹の森に独自の生態系を持つまでになったのです。

一年を通して、四季折々の美しい姿があり、いつ訪れても楽しめる明治神宮。日本ならではの寺社建築の匠の技が見られる本殿、初夏には1500株もの花菖蒲が咲き乱れる御苑、湧水の井戸“清正井”……。祈りの場と自然が融合した姿は、日本ならではといえるのではないでしょうか。

「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」を起点に散策される外国からのお客さまには、日本らしい風景、そして寺社建築の粋を感じていただける場として、明治神宮へ足を運ばれることをおすすめします。新春には大相撲横綱の奉納土俵入り、春の大祭では神楽や能・狂言、秋の大祭では舞楽や流鏑馬の奉祝行事が行われ、今に生きる日本の伝統文化を間近にご覧いただけます。詳しくは、コンシェルジュへお尋ねくださいませ。